オリジナル家具づくりのすゝめ 「カラーアングル」✖️「木板」のクローゼットラック
カエサルのインテリアへようこそ。
木材とアイアンパーツを組み合わせた、おしゃれでモダンな「木と鉄の家具」の作り方を、初心者の方でも取り組めるようにわかりやすく紹介しています。
今回は「カラーアングル」と「木板」を使って、クローゼット用のラックを製作したのでご紹介します。
以前に紹介したキッチン用ラックよりも、大型のラックになります。コストを抑えるために作り方を変更しつつ、棚自体の強度が落ちないように工夫した結果、よりスタイリッシュな仕上がりになったと思います。
オリジナル家具を作るメリットは、デザインやサイズ、色などを自由に設定することで満足度の高い家具を手に入れられることです。また、材料も自分で選ぶことができるため、高品質で丈夫な木材や金属を使用することができ、購入するよりも圧倒的にコストパフォーマンスが高いです。
また、鉄と木を組み合わせた家具は、メリハリを演出しつつどんな空間にも馴染む万能な家具です。是非参考にしてみてください。
HOW TO MAKE
カラーアングルには300mm〜1800mmまで豊富に規格があるので、いろんなサイズのラックを作成可能です。今回は、クローゼットのスペースに合わせて、「幅1200mm✖️奥行600mm✖️高さ600m」のラックを作成しました。
今回の作成方法の場合、「高さ」のみをカラーアングルの規格に合わせて決定し、「幅」と「奥行き」は木板の長さで調整するので、自由に設定が可能です。
・主な材料
カラーアングル600mm | 4本 |
カラーアングル用キャスター | 4個 |
パイン集成材(25mm厚) | 3枚 |
WATCOOIL | 1ℓ |
カラーアングル
ラックの製作等によく用いらいれる材料です。ボルトで固定するための穴が最初から空いているので、穴あけ等の作業が必要なく、かつ精度と強度を確保できるので、DIYでは人気の材料です。
パイン集成材
パイン材は、軽く柔らかい特性を持っており、加工のしやすさが人気の木材です。強度や耐久性は他の木材に比べやや劣りますが、手に入りやすく、低価格であることが多いため、家具や建材などに広く使用されています。
また集成材は、複数の木材を接着剤などで強くつなぎ合わせて作られる木材のことを指し、1本の木材から製材する無垢材に比べて安価で、強度や耐久性、反りやねじれなどの変形にも強いという利点があります。
※木材の購入については、木材の専門店やホームセンターを利用するのが一般的ですが、もし家の近くになかったり、運ぶ方法がない場合は送料はかかってしまいますがネットでも購入は可能です。
WATCO OIL(ワトコオイル)
ヴィンテージ家具のリペア等にも使われるオイル仕上げの定番塗料。木の質感や風合いを生かすのに優れた塗装で、木材に自然な艶を与え、木目を引き立たせます。
・その他の材料
耐水ペーパー | 各1枚 | https://amzn.to/3Prl0ON |
刷毛 | 4個 | https://amzn.to/3rjXNWO |
ボルト&ナット | 16個 | https://amzn.to/48mdOME |
ウエス | 適量 | https://amzn.to/3t3CHwA |
鬼目ナット | 12個 | https://amzn.to/3PIspL9 |
ビス | 12個 | https://amzn.to/48jGki2 |
クロスバー | 1個 | https://amzn.to/3PJ9dwS |
棚板を塗装します。今回は、オイル仕上げを選択しました。
オイル仕上げは木の質感や風合いを生かすのに優れた塗装で、木材に自然な艶を与え、木目を引き立たせます。また、時間が経つにつれて色合いが変化し、深みを増していきます。
耐水性などはニス仕上げに分がありますが、木目を美しく見せるという点ではオイル仕上げが優れているので用途や家具によって使い分けています。今回作るラックはクローゼット用なので水に濡れる心配はなく、施工も楽なオイル仕上げがいいと判断しました。
塗料はワトコオイルを使います。オイル仕上げ用の塗料も色んなメーカーから出ていますが、ワトコオイルを使えば間違いないでしょう。ヴィンテージ家具のリペアなどにも使われる信頼できる塗料です。
またワトコオイルは、塗料を混ぜ合わせてオリジナルカラーを作ることもできるので、自分の好きな色の棚板を製作できるのでおすすめです。
ただし、ワトコオイルは塗ってから1週間程度は匂いが消えないので、服に匂いがうつらないよう、実際に使用するのは製作後1週間ほどしてからが良いでしょう。
ワトコオイルの色見本と塗り方は以下のサイトを参考にしてください。
①キャスター取り付け
カラーアングルにキャスターを取り付けます。
ボルトとナットでキャスター用の部品とカラーアングルを固定します。
②鬼目ナット取り付け
板が乾いたら、棚板の両サイド(木口)に鬼目ナットを取り付けます。
カラーアングルを棚板にあてがい、穴の位置を確認したら、鉛筆などで印をつけます。
印の位置をポンチで1度叩き、ドリルで下穴を開けます。今回はM5の鬼目ナットを使用するのでφ8mmのドリルを使用しました。
下穴が空いたら、鬼目ナットを差し込み、六角レンチでねじ込みます。
③カラーアングルと木板を固定
カラーアングルと木板をボルトで固定します。両サイド4箇所のボルトを締めます。
全てのボルトを固定したら、次はラックの正面側からビスを使って固定します。ビスはヴィンテージな雰囲気を出すため、真鍮製のマイナスビスを使用しました。
※後から棚板の高さを変えられるように、正面側も鬼目ナットを使用する予定でしたが、鬼目ナットは固定力が弱く、強度に支障が出そうだったので、ビスに変更しました。
③クロスバー取り付け
棚の背面にクロスバーを取り付けて強度を補強します。
※横向きの動きに対してグラつきがあったため、クロスバーで補強したところ、十分な強度が確保されました。
お値段以上のニトリさんで丁度良いサイズのクロスバーを発見し、安価に抑えることができました。
・主な材料
カラーアングル600mm | 4本 |
カラーアングル用キャスター | 4個 |
パイン集成材(25mm厚) | 3枚 |
WATCOOIL | 1ℓ |
・その他の材料
耐水ペーパー | 各1枚 | https://amzn.to/3Prl0ON |
刷毛 | 4個 | https://amzn.to/3rjXNWO |
ボルト&ナット | 16個 | https://amzn.to/48mdOME |
ウエス | 適量 | https://amzn.to/3t3CHwA |
鬼目ナット | 12個 | https://amzn.to/3PIspL9 |
ビス | 12個 | https://amzn.to/48jGki2 |
クロスバー | 1個 | https://amzn.to/3PJ9dwS |