オリジナル家具づくりのすゝめ カラーアングルと木板のモダンなラック
カエサルのインテリアへようこそ。
木材とアイアンパーツを組み合わせた、「木と鉄の家具」の作り方を、初心者の方でも取り組めるようにわかりやすく紹介しています。
今回は「カラーアングル」と「木板」を使って、モダンなキッチン用ラックを作製したのでご紹介します。
オリジナル家具を作るメリットは、デザインやサイズ、色などを自由に設定することで満足度の高い家具を手に入れられることです。また、材料も自分で選ぶことができるため、高品質で丈夫な木材や金属を使用することができ、購入するよりも圧倒的にコストパフォーマンスが高いです。
また、今回はフレームに「カラーアングル」を使用しているので、電動工具等を使用することもなく、初心者の方でも安心して製作できる設計になっています。
鉄と木を組み合わせた家具は、メリハリを演出しつつどんな空間にも馴染む万能な家具です。是非参考にしてみてください。
HOW TO MAKE
カラーアングルには300mm〜1800mmまで豊富に規格があるので、いろんなサイズのラックを作成可能です。今回は、キッチンの空きスペースに合わせて、「幅600mm✖️奥行450mm✖️高さ900m」のラックを作成しました。
サイズが決まったら、次に1段の高さを決めます。
引き出しには高さ140mmの「ニトリワイヤーバスケット」を使用するため、最低でも「140mm+板厚30mm」よりは高くなくてはいけません。
4段か5段かで迷いましたが、使いやすさを考慮して、最終的に「1段の高さ225mm 計4段」に決定しました。
カラーアングルの場合、1段の高さは後から調節可能なので使う中で不便さがあれば、変更するつもりです。
・カラーアングル
カラーアングル(a)600mm | 10本 |
カラーアングル(b)450mm | 10本 |
カラーアングル(c)300mm | 4本 |
ボルト&ナット | 40個 |
カラーアングル
ラックの製作等によく用いらいれる材料です。ボルトで固定するための穴が最初から空いているので、穴あけ等の作業が必要なく、かつ精度と強度を確保できるので、DIYでは人気の材料です。
・棚板 パイン集成材(板厚30mm)
幅 | 奥行 | 厚 | 枚数 |
590mm | 440mm | 30mm | 5枚 |
棚板の樹種はパインの集成材を選びました。
棚板のサイズはジャストにするとはまらないので10mm程度小さくします。棚板の厚みはカラーアングルの規格に合わせて、30mmを選択しました。
カットはホームセンターで寸法を渡して、1カット10円で切ってもらいました。
パイン集成材
パイン材は、軽く柔らかい特性を持っており、加工のしやすさが人気の木材です。強度や耐久性は他の木材に比べやや劣りますが、手に入りやすく、低価格であることが多いため、家具や建材などに広く使用されています。
また集成材は、複数の木材を接着剤などで強くつなぎ合わせて作られる木材のことを指し、1本の木材から製材する無垢材に比べて安価で、強度や耐久性、反りやねじれなどの変形にも強いという利点があります。
※木材の購入については、木材の専門店やホームセンターを利用するのが一般的ですが、もし家の近くになかったり、運ぶ方法がない場合は送料はかかってしまいますがネットでも購入は可能です。
・その他の材料
耐水ペーパー | https://amzn.to/3iLaB3U |
ワトコオイル | https://amzn.to/3FChv4H |
刷毛 | https://amzn.to/3BkTWe5 |
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棚板を塗装します。今回は、オイル仕上げを選択しました。
オイル仕上げは木の質感や風合いを生かすのに優れた塗装で、木材に自然な艶を与え、木目を引き立たせます。また、時間が経つにつれて色合いが変化し、深みを増していきます。
耐水性などはニス仕上げに分がありますが、木目を美しく見せるという点ではオイル仕上げが優れているので用途や家具によって使い分けています。今回作るラックはキッチン用ではありますが、水に濡れる心配は少ないため施工も楽なオイル仕上げがいいと判断しました。
塗料はワトコオイルを使います。オイル仕上げ用の塗料も色んなメーカーから出ていますが、ワトコオイルを使えば間違いないでしょう。ヴィンテージ家具のリペアなどにも使われる信頼できる塗料です。
またワトコオイルは、塗料を混ぜ合わせてオリジナルカラーを作ることもできるので、自分の好きな色の棚板を製作できるのでおすすめです。
ボルトとナットを使ってカラーアングルを組み立てていきます。一番下の段から順に組んでいきます。
アングルの組み方
まず棚受け用アングルを2本合わせて、次に支柱用アングルを外側に合わせます。
3本のアングルをボルトとナットで止めます。
※ボルトは内側から外側に通しましょう。逆にするとボルトに干渉して板がはまらなくなります。
ボルトはここでは軽く締めるくらいにしておきます。
4箇所ボルトで留めたら板を乗せます。この作業を下の段から順に行っていきます。
全てのアングルを組み終えたら最後に本締めを行います。本締めの際は、左右前後の高さを測りながら傾きが出ないようにします。
・カラーアングル
カラーアングル(a)600mm | 10本 |
カラーアングル(b)450mm | 10本 |
カラーアングル(c)300mm | 4本 |
ボルト&ナット | 40個 |
・棚板 パイン集成材(板厚30mm)
幅 | 奥行 | 厚 | 枚数 |
590mm | 440mm | 30mm | 5枚 |
・その他の材料
耐水ペーパー | https://amzn.to/3iLaB3U |
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